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伝統工芸一家
東京の下町台東区で,上川宗照と、三男一女の江戸っ子一家が同じ工房で仕事をしています。脈々と受け継がれてきた技法に若き後継者の新しいセンスを融合させた次世代の伝統工芸を目指し、日々の研鑽に努めています。
18金製卓上風鈴『貴婦人』パート5 長男 宗伯
皆様、こんにちは。
東京銀器の銀器職人で長男の宗伯(そうはく)です
。前回に引き続き日本の夏の風物詩である風鈴をすべて18金で作った至福の音具金の風鈴『貴婦人』のご紹介であります。
今回はパート5として、卓上にした経緯についてお話をしようと思います。

御覧頂ける画像は、昨年から約半年間かけて企画から風鈴製造、撮影、編集、DVD編集と全て一貫して「東京都商店街振興事業」の『若手商人研究会』で製作したものであります。
研究会参加メンバーは、IT関係でスペシャリストであるコーディネーターの先生をはじめ、それぞれに最先端でご活躍をされている専門家の先生や、東京都の商店、商店街等の関係団体職員の方、事業主、大学講師をされている方など幅広い分野のメンバーで構成されていましたので、大変に有意義で質の高い研究会でありました。
そこで、卓上にした理由ですが、一番大きな要因として、ライフスタイルの変化があげられると思います。
現代はマンションなどにお住まいの人が増え、洋室間で窓があまり開けることができなかったり、軒端や庭園、縁側がないために風鈴を吊して楽しむことが出来ないといったお声を研究会を通じて多数頂戴いたしました。
ですので、実際にご使用する方の意見を第一におき、その中に職人のこだわりを取り入れることで金の風鈴を最大限に楽しんで頂きたく製作をしたのであります。
実際に吊すタイプの金の風鈴となりますと、盗難等の心配事や万が一風で風鈴が落ち、傷などができるといったことが懸念されます。
卓上の場合にはそういった心配事がありませんので安心感があるのです。
作り手や売り手の一方的なこだわりだけではなく、心にゆとりを持ち優雅なひとときをお過ごしを頂くためのパートナーとして感じて頂きたいと思います。

風鈴についてもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧になってください。
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テーマ:伝統工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

作務衣 長女 宗智
伝統工芸一家の女職人の上川宗智です。
今日は伝統工芸の職人さんの定番の衣服である作務衣についてお話しようと思います。
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作務衣は本来僧侶が寺院を維持するための労働(作務)を行う時に着る作業着を指し、特定の形が決まっているわけではありませんでした。
現在のような形の作務衣は昭和40年代に作られたそうです。
素材は麻や綿が主流で、近年では老若男女を問わず様々なデザインの作務衣があります。
大変動きやすく、着心地も良いので、現在は僧侶固有のものとしてだけではなく、伝統工芸の職人さんの定番の衣服になっています。
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銀製ティーポット 三男 宗達
こんにちは。東京器職人で三男の宗達です。
本日は、ティーポット製作工程を御紹介させていただきます。
は熱伝導率が、金属の中で優れていて、良い面は冷たいビールなどはいつまでも冷たく、美味しく呑めます。
逆にホットティーは、熱くなりすぎてしまって、火傷する可能性があり、は不向きかと思われますが、工夫する事によって防ぐ方法の工程をご紹介させて頂きます。

水牛の角
写真でご覧になっているのは、水牛の角を板状にしたものです。

つなぎ
板状の水牛の角を、糸のこで切りやすりがけをします。

ティーポット
水牛の角のつなぎを、ティーポットの持ち手にはめ、熱を伝わりにくくするための工夫を御紹介を致しました。
製のティーポットは、中の紅茶をいつまでも暖かく、抗菌作用もあり、贅沢においしく呑む『至福の時間』を楽しめます。
完成しましたらブログにUPしますのでお楽しみに!!

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平成20年度第1回 東京銀器新作展のお知らせ
●平成20年度第1回 東京銀器新作展が開催されます。

主催 東京金銀器工業協同組合
後援 東京銀器伝統工芸士
会場 全国伝統的工芸品センター(池袋)
会期 平成20年10月30日(木)~11月11日(火)
    11時~19時 最終日は17時まで

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東京銀器の沿革 長女 宗智
伝統工芸一家の女職人の上川宗智です。
今日は東京銀器の伝統的な技術又は技法についてお話しようと思います。

東京銀器の伝統的な技術又は技法

1 形成は、次のいずれかによること。
・ 鍛金にあっては、地金を金槌及び金具を用いて手作業により成形すること。
・「ヘラ絞り」にあっては、地金を木型に当て、木型を回転させてヘラ棒を用いて手作業により絞り込むこと。

2 部品の接合をする場合には、「銀鑞付け」、「錫付け」、「カシメ」又は「鋲止め」によること。

3 加飾をする場合には、次のいずれかによること。
・「模様打ち」にあっては、手作業により金槌または鏨を用いて行うこと。
・彫金にあっては、手作業によること。
・切嵌にあっては、図柄の「切落とし」及び「紋金造り」は、糸のこまたは切鏨を用いて手作業によること。また紋金は、銀鑞付けをすること。
・鍍金にあっては、彫谷への「沈金鍍金」とすること。

4 色仕上げをする場合には、「煮込み法」又は「金古美液」若しくは「タンパン古美液」を用いること。

5 「ヘラ絞り」により成形したものにあっては、加飾をすること。



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